夏至(げし)
2026年6月26日 - 2026年6月30日
菖蒲華
あやめはなさく
Ayame hana saku
2026年6月26日から2026年6月30日の二十四節気は夏至(げし)、七十二候は菖蒲華(あやめはなさく)です。
【菖蒲華(あやめはなさく)】とは?
「菖蒲華(あやめはなさく)」とは、「七十二候(しちじゅうにこう)」の第二十九候にあたります。二十四節気の「夏至(げし)」の次候で、毎年6月26日〜6月30日頃に巡ってきます。「あやめの花が美しく咲く頃」という意味で、梅雨のさなかに凛と咲く紫の花が夏の訪れを告げます。 「菖蒲」という漢字は「しょうぶ」とも「あやめ」とも読めるため、混同されやすいですが、この「菖蒲」(あやめ)は、端午の節句に用いる「菖蒲」(しょうぶ)ではなく、「花菖蒲」(はなしょうぶ)のことです。ショウブはサトイモ科、アヤメや花菖蒲はアヤメ科と、まったく別の植物です。 非常に姿かたちが似ていて見分けがつきにくいアヤメ、ハナショウブ、カキツバタですが、まず5月上旬にアヤメが咲き始め、続いて5月中旬にカキツバタ、5月中旬から6月下旬になるとハナショウブが咲き出します。「菖蒲華(あやめはなさく)」の頃に最盛期を迎えるのは、このハナショウブです。 花菖蒲はアヤメより優雅な花で、江戸時代には園芸植物として盛んに改良され、大輪から小輪、多彩な色や形と、多くの品種が生まれました。ハナショウブは花を愛でる日本ならではの園芸文化の結晶ともいえます。 梅雨の時期は菖蒲や紫陽花など、青や紫の花が多くなり、雨に濡れると一層鮮やかになり、目にしみるような美しさです。「いずれ菖蒲か杜若(いずれアヤメかカキツバタ)」という言葉があるように、どれも甲乙つけがたい美しさ。雨粒を宿した花びらの輝きに、日本の梅雨の風情が凝縮されています。
※七十二候の計算方法は七十二候とはを参照ください。