2026年3月30日から2026年4月4日の二十四節気は春分(しゅんぶん)、七十二候は雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)です。
【雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)】とは?
「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」は、日本の伝統的な季節の区分である「七十二候(しちじゅうにこう)」のひとつで、毎年3月31日から4月4日ごろに訪れます。七十二候とは、一年を72に分けた細やかな季節の移り変わりを表す暦のことで、古来より農業や生活の目安として親しまれてきました。 「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」は春の七十二候のひとつで、「冬の間、静かに眠っていた雷が目を覚まし、春の空に初めて鳴り響く頃」を意味します。中国の暦に由来し、日本でも長く受け継がれてきた言葉です。 この時期は、冬から春へと季節が大きく変わる移行期にあたります。気温が上がり始め、大気が不安定になることで、「春雷(しゅんらい)」と呼ばれる春特有の雷が発生しやすくなります。春雷は夏の雷とは異なり、比較的穏やかで短時間であることが多く、「春の訪れを告げる音」として昔の人々には喜ばれる存在でもありました。 俳句の世界でも「春雷(しゅんらい)」は春の季語として用いられており、日本人が古くから自然の音に季節の息吹を感じてきたことがわかります。また、「雷が鳴ると豊作になる」という言い伝えが各地に残っており、農耕文化と深く結びついた言葉でもあります。 現代においても、「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」の時期に春雷の音を聞いたとき、それは単なる天気の変化ではなく、日本の豊かな自然観や先人の知恵が息づいている瞬間といえるでしょう。七十二候を知ることで、日々の暮らしの中に季節の細やかな変化を見つける楽しさが広がります。
※七十二候の計算方法は七十二候とはを参照ください。