啓蟄(けいちつ)
2026年3月10日 - 2026年3月14日
桃始笑
ももはじめてさく
Momo hajimete saku
2026年3月10日から2026年3月14日の二十四節気は啓蟄(けいちつ)、七十二候は桃始笑(ももはじめてさく)です。
【桃始笑(ももはじめてさく)】とは?
「桃始笑(ももはじめてさく)」とは、日本の季節を72に分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」のひとつで、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」の次候にあたります。毎年3月10日頃から3月14日頃の期間を指します。 「笑う」という言葉が花に使われるのは、古来より日本語で花が咲くことを「笑う」と表現してきたためです。桃の花がほころび始め、ほほ笑むように咲き出す様子を詩的に表した言葉で、春の訪れを感じさせる美しい表現です。 この時期になると、日本各地でピンク色の桃の花が咲き始めます。桃は古くから中国や日本で「魔除け・長寿・縁起のよい木」として親しまれてきました。『古事記』にも桃が邪気を払う場面が登場し、3月3日の桃の節句(ひな祭り)にも桃の花が欠かせないなど、日本文化と深い結びつきがあります。 七十二候は、気象や動植物の変化をもとに一年間を約5日ごとに分けた日本独自の季節暦です。現代のようにカレンダーや天気予報がなかった時代、人々はこうした自然のサインを頼りに農作業や日常生活を営んでいました。「桃始笑(ももはじめてさく)」もそのひとつとして、春の暖かさとともに桃の花が咲き出すタイミングを先人たちが丁寧に観察し、記録してきた知恵の結晶です。 忙しい現代においても、「桃始笑(ももはじめてさく)」という言葉を知ることで、身近な自然の移ろいに目を向けるきっかけになるでしょう。
※七十二候の計算方法は七十二候とはを参照ください。