啓蟄(けいちつ)
2026年3月15日 - 2026年3月19日
菜虫化蝶
なむしちょうとなる
Namushi cho to naru
2026年3月15日から2026年3月19日の二十四節気は啓蟄(けいちつ)、七十二候は菜虫化蝶(なむしちょうとなる)です。
【菜虫化蝶(なむしちょうとなる)】とは?
「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」は、日本の伝統的な季節の区分である「七十二候(しちじゅうにこう)」のひとつで、毎年3月15日頃から19日頃にあたります。七十二候とは、1年を72に細かく分けた日本古来の暦で、自然の変化を繊細に表現しています。 「菜虫」とはアオムシ(青虫)のこと。キャベツや大根などのアブラナ科の植物の葉を食べて育つ幼虫で、モンシロチョウの幼虫がその代表です。「化蝶」は「蝶に変わる」という意味で、冬の間にさなぎで過ごしていたアオムシが、春の暖かさとともに美しい蝶へと羽化する様子を表した言葉です。 この時期は、梅の花が散り、桜の季節へと移り変わる春本番の入り口。野原や畑では、モンシロチョウが白い羽を広げてひらひらと舞い始め、春の訪れを体で感じさせてくれます。厳しい冬を乗り越え、殻を破って大きく変容する蝶の姿は、古くから「再生」や「変化」の象徴として親しまれてきました。 日本人はこうした小さな生き物の変化にも季節の移ろいを見出し、丁寧に名前をつけて記録してきました。「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」という言葉には、自然の営みへの深い敬意と、春の生命力への喜びが込められています。 七十二候を意識して暮らすと、日常の何気ない風景の中に季節の豊かさを発見できます。今年の春は、ひらひらと舞う蝶の姿に、古の人々と同じ感動を重ねてみてはいかがでしょうか。
※七十二候の計算方法は七十二候とはを参照ください。