啓蟄(けいちつ)
2026年3月5日 - 2026年3月9日
蟄虫啓戸
すごもりむしとをひらく
Sugomorimushi to wo hiraku
2026年3月5日から2026年3月9日の二十四節気は啓蟄(けいちつ)、七十二候は蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)です。
【蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)】とは?
「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」とは、日本の伝統的な季節の区分である「七十二候(しちじゅうにこう)」のひとつで、毎年3月5日頃から3月9日頃にあたります。二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」の初候にあたり、冬の間じっと土の中で眠っていた虫たちが、暖かな春の気配を感じて穴から這い出てくる様子を表した言葉です。 「蟄虫(すごもりむし)」は冬ごもりをしている虫、「啓戸(とをひらく)」は扉を開くという意味で、文字どおり「虫が冬眠から目覚めて戸を開く」情景を季節の言葉として詩的に表現しています。 この時期、自然界では虫だけでなく、植物の芽吹きや野鳥のさえずりも活発になり、大地全体が春へと動き出すタイミングです。気温が徐々に上がり、土が柔らかくなることで、ミミズやテントウムシ、モンシロチョウなどの身近な生き物たちが姿を現し始めます。 日本に古くから伝わる七十二候は、中国から伝来した二十四節気をさらに細かく3つに分けたもので、自然の移ろいを約5日ごとに詩的な言葉で表現した季節の暦です。「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」はその中でも、冬から春へと命が動き出す瞬間を象徴する、特に生命力にあふれた候といえるでしょう。 春の訪れを虫の目線で感じる「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」。忙しい日常の中でも、足元の小さな命の変化に目を向けてみると、日本の四季の豊かさを改めて実感できるかもしれません。
※七十二候の計算方法は七十二候とはを参照ください。